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北海道新聞は3月6日、「「看護系大学が必要」 市長に設置提言へ」と題する記事を掲載していた。いわく、砂川帯広市長が公約として掲げた「新大学誘致」が進展しないため、帯広商工会議所が大学問題検討小委を設置し、帯広には看護系大学の設置が必要であるとする検討結果が示されたらしい。
帯広といえば帯広畜産大学が有名であるが、十勝圏に新大学を創設するという議論は10年以上前から行われているようで、たとえば、十勝毎日新聞は1997年5月21日より3回にわたって「揺れる大学問題」という特集を組んでいる。公設民営という枠組を掲げて1994年に組織された十勝大学設置促進期成会が「公私協力」との狭間で揺らぐ様子、道立大学推進勢力との対峙、カウンターパート問題、提供する学問分野の選択などの問題が見て取れる。ただ、記事を読む限りでは、当時の議論の中に看護という選択肢はない。
引用した地図は、現在の北海道の看護系大学の分布を示している。たしかに、帯広のある十勝一帯に開設予定も含め看護系大学はない。黒板蛍も富良野から旭川の学校に通ってたしね(看護系大学じゃないけど)。この地域特性、帯広畜産大学とも競合しないこと、そして何より現市長の選挙公約であることを踏まえれば、看護系の大学設立は、まあそれなりの大義名分もあると考えられる。しかし、その推進母体が16年前からの組織というのはあまりに古過ぎ。1997年時点にしてそれだけの問題を背負っていたわけで、長く引っぱった分だけしがらみも増大したものと推測する。その間大学が設立できなかった事実を踏まえて会は解散、仕切り直しを図るって選択肢も大いにありだと思う。また、現在看護系大学を新設する上でもっとも問題となるのが実習病院と教員の確保。近くに競合する大学がないので前者はクリアできるとしても後者はいかんともしがたい。全国の看護系大学の教員はJREC-IN経由のものだけでも年間を通じて100件前後の公募が常に出ている有り様だし。
高等教育を受けた看護師が必要だという検討会の報告は尊重するとしても、その確保のための手法は地元に看護系大学を造るということでなくてもよい。これはどの大学にもあてはまるが、就職先の選択は100%学生の自由意思に基づくものなので、地元に看護系大学を造っても地元に就職するとは限らない。魅力ある就職先がなければなおさらだ。であれば、地元に大学を造らない代わりに、他所の土地の看護系大学に進学した地元の学生を卒業後に引き戻すための仕掛けを構築するというのもひとつの考え方である。つまり、帯広市から見れば看護系高等教育のアウトソーシング。そのためには、卒業生が地元に戻りたくなるような魅力ある就職先や卒後教育およびそれに関わるリソースや環境の提供が必要になるが、「30億円」をそういうことに集中配分するというのも意味のある政治だと思う。
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帯広といえば帯広畜産大学が有名であるが、十勝圏に新大学を創設するという議論は10年以上前から行われているようで、たとえば、十勝毎日新聞は1997年5月21日より3回にわたって「揺れる大学問題」という特集を組んでいる。公設民営という枠組を掲げて1994年に組織された十勝大学設置促進期成会が「公私協力」との狭間で揺らぐ様子、道立大学推進勢力との対峙、カウンターパート問題、提供する学問分野の選択などの問題が見て取れる。ただ、記事を読む限りでは、当時の議論の中に看護という選択肢はない。
引用した地図は、現在の北海道の看護系大学の分布を示している。たしかに、帯広のある十勝一帯に開設予定も含め看護系大学はない。黒板蛍も富良野から旭川の学校に通ってたしね(看護系大学じゃないけど)。この地域特性、帯広畜産大学とも競合しないこと、そして何より現市長の選挙公約であることを踏まえれば、看護系の大学設立は、まあそれなりの大義名分もあると考えられる。しかし、その推進母体が16年前からの組織というのはあまりに古過ぎ。1997年時点にしてそれだけの問題を背負っていたわけで、長く引っぱった分だけしがらみも増大したものと推測する。その間大学が設立できなかった事実を踏まえて会は解散、仕切り直しを図るって選択肢も大いにありだと思う。また、現在看護系大学を新設する上でもっとも問題となるのが実習病院と教員の確保。近くに競合する大学がないので前者はクリアできるとしても後者はいかんともしがたい。全国の看護系大学の教員はJREC-IN経由のものだけでも年間を通じて100件前後の公募が常に出ている有り様だし。
高等教育を受けた看護師が必要だという検討会の報告は尊重するとしても、その確保のための手法は地元に看護系大学を造るということでなくてもよい。これはどの大学にもあてはまるが、就職先の選択は100%学生の自由意思に基づくものなので、地元に看護系大学を造っても地元に就職するとは限らない。魅力ある就職先がなければなおさらだ。であれば、地元に大学を造らない代わりに、他所の土地の看護系大学に進学した地元の学生を卒業後に引き戻すための仕掛けを構築するというのもひとつの考え方である。つまり、帯広市から見れば看護系高等教育のアウトソーシング。そのためには、卒業生が地元に戻りたくなるような魅力ある就職先や卒後教育およびそれに関わるリソースや環境の提供が必要になるが、「30億円」をそういうことに集中配分するというのも意味のある政治だと思う。
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「学費安で就職率高、看護・医療系人気(2010年2月25日読売新聞)」などと報じられているように、2010年度国公立大学の入学者選抜試験の倍率は看護系が高いらしい。読売新聞は、とくに山梨県立大学看護学部の今年度入試志願倍率からの伸び(前期:3.0→6.3倍、後期:17.6→55倍)を取り上げている。系譜をたどれば1998年に開学した山梨県立看護大学がそのまま看護学部になっているので、「2005年4月に開学・・昨春初めて送り出した卒業生の就職率は・・」という表現には違和感を覚えるが、まあ、それは措き、では、国公立系看護系大学全体としてはどうよという疑問が湧く。
そこで、2月19日に大学入試センターが、平成22年度国公立大学志願状況(確定志願者数)をリリースしたタイミングで全国の国公立系看護系大学の志願倍率をまとめてみた。ただ、大学入試センターの志願倍率は学部単位でしか分からない。看護単体の志願倍率を知るために、適宜代々木ゼミナールの2010年入試データファイルから当該データを補完している。また、東京大学や琉球大学のように看護という枠で試験を課していない大学については表から除外した。
前後期の合計志願倍率の降順にソートしたのが表1である。前期日程の平均志願倍率は3.2倍、後期日程は13.0倍、前後期の合計で平均倍率を求めると4.7倍となった。前後期合計で最も高い志願倍率をタタキ出した国公立看護系大学は福井県立大学看護福祉学部看護学科の13.5倍。これは、第2位の山梨県立大学看護学部の10.8倍をはるかに凌駕する。また、前後期とも一般選抜を組んでいる国公立看護系大学の中で、前期日程の志願倍率が後期日程の志願倍率を上回っている唯一の大学でもある。
なぜ、福井県立の志願倍率が高いのかについては、さまざまな要因が絡んだ結果なのであろうが、ひとつには、前期日程と後期日程の定員が同数というのが大きな要因のひとつなのではないかと推測する。多くの大学で科目のユルい後期日程の定員が少ない中で、前期と同数の定員を確保していることが受験生の敬遠感を緩和し、前後期ともに多くの志願者を集めることに一役買っているような気がする。この表からは判別できないが、おそらく、前後期とも福井県立に出願しているリピーターも多いのではないだろうか。
それを裏付ける根拠のひとつが、後期日程を課していない大学の志願倍率の低さである。平均志願倍率4.7を上回っている大学は群馬県立県民健康科学大学看護学部だけで、あとはすべて平均以下。つまり、看護系ならどこでもいいということではなく、ある大学にほれ込んでどうしてもそこに行きたいと思う傾向のある受験生にとっては、その大学に入るチャンスは多ければ多いほどその思いを増長するのではという仮説に帰着する。前期だけ<前期多数+後期小数<前期後期同数の順に、ある特定の大学に対する愛の強い受験生が集まる可能性は高まるという理屈である。これはちょっと面白いので、仮に「受験生の大学LOVE理論」と名付けておく。
この表はセンター試験を課している国公立看護系大学のデータなのであるが、実はあと2校、ここに掲載されていない国公立看護系大学がある。厚労省管轄の高等教育機関である国立看護大学校と2010年度新設の新見公立大学看護学部だ。この2校は一般選抜試験を1回しかやっていないが、センター試験利用大学の一般選抜試験日程のシバリに拘束されないので、国公立とは思えない数字をタタキ出している。とくに新見公立大学は、40名の定員に639名の受験者が殺到した結果、志願倍率16.0倍。これは実に福井県立をも超える倍率である。また、志願者の数で見ると、宮崎県立看護大学の660名に次いで639名の新見公立大学が2位、630名の国立看護大学校が3位に食い込めるほどの集客力を示す。宮崎県立の集客力はおそらく宮崎県の知名度アップを果たした知事の仕事に拠るところが大とも言えそうだが、新設のご祝儀もあるとは言え、知名度ほぼゼロと思われる新見市の大学の健闘ぶりはあっぱれ。
表1:2010年国公立看護系大学志願倍率
表2:2010年国公立看護系大学志願倍率(番外編)
そこで、2月19日に大学入試センターが、平成22年度国公立大学志願状況(確定志願者数)をリリースしたタイミングで全国の国公立系看護系大学の志願倍率をまとめてみた。ただ、大学入試センターの志願倍率は学部単位でしか分からない。看護単体の志願倍率を知るために、適宜代々木ゼミナールの2010年入試データファイルから当該データを補完している。また、東京大学や琉球大学のように看護という枠で試験を課していない大学については表から除外した。
前後期の合計志願倍率の降順にソートしたのが表1である。前期日程の平均志願倍率は3.2倍、後期日程は13.0倍、前後期の合計で平均倍率を求めると4.7倍となった。前後期合計で最も高い志願倍率をタタキ出した国公立看護系大学は福井県立大学看護福祉学部看護学科の13.5倍。これは、第2位の山梨県立大学看護学部の10.8倍をはるかに凌駕する。また、前後期とも一般選抜を組んでいる国公立看護系大学の中で、前期日程の志願倍率が後期日程の志願倍率を上回っている唯一の大学でもある。
なぜ、福井県立の志願倍率が高いのかについては、さまざまな要因が絡んだ結果なのであろうが、ひとつには、前期日程と後期日程の定員が同数というのが大きな要因のひとつなのではないかと推測する。多くの大学で科目のユルい後期日程の定員が少ない中で、前期と同数の定員を確保していることが受験生の敬遠感を緩和し、前後期ともに多くの志願者を集めることに一役買っているような気がする。この表からは判別できないが、おそらく、前後期とも福井県立に出願しているリピーターも多いのではないだろうか。
それを裏付ける根拠のひとつが、後期日程を課していない大学の志願倍率の低さである。平均志願倍率4.7を上回っている大学は群馬県立県民健康科学大学看護学部だけで、あとはすべて平均以下。つまり、看護系ならどこでもいいということではなく、ある大学にほれ込んでどうしてもそこに行きたいと思う傾向のある受験生にとっては、その大学に入るチャンスは多ければ多いほどその思いを増長するのではという仮説に帰着する。前期だけ<前期多数+後期小数<前期後期同数の順に、ある特定の大学に対する愛の強い受験生が集まる可能性は高まるという理屈である。これはちょっと面白いので、仮に「受験生の大学LOVE理論」と名付けておく。
この表はセンター試験を課している国公立看護系大学のデータなのであるが、実はあと2校、ここに掲載されていない国公立看護系大学がある。厚労省管轄の高等教育機関である国立看護大学校と2010年度新設の新見公立大学看護学部だ。この2校は一般選抜試験を1回しかやっていないが、センター試験利用大学の一般選抜試験日程のシバリに拘束されないので、国公立とは思えない数字をタタキ出している。とくに新見公立大学は、40名の定員に639名の受験者が殺到した結果、志願倍率16.0倍。これは実に福井県立をも超える倍率である。また、志願者の数で見ると、宮崎県立看護大学の660名に次いで639名の新見公立大学が2位、630名の国立看護大学校が3位に食い込めるほどの集客力を示す。宮崎県立の集客力はおそらく宮崎県の知名度アップを果たした知事の仕事に拠るところが大とも言えそうだが、新設のご祝儀もあるとは言え、知名度ほぼゼロと思われる新見市の大学の健闘ぶりはあっぱれ。
表1:2010年国公立看護系大学志願倍率
| 開設者 | 都道府県 | 大学名 | 学部名 | 学科名 | 前期 | 後期 | 合計 | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 定員 | 志願者数 | 志願倍率 | 定員 | 志願者数 | 志願倍率 | 定員 | 志願者数 | 志願倍率 | |||||
| 公立 | 福井県 | 福井県立大学 | 看護福祉学部 | 看護学科 | 20 | 271 | 13.6 | 20 | 269 | 13.5 | 40 | 540 | 13.5 |
| 公立 | 山梨県 | 山梨県立大学 | 看護学部 | 50 | 317 | 6.3 | 5 | 275 | 55.0 | 55 | 592 | 10.8 | |
| 公立 | 滋賀県 | 滋賀県立大学 | 人間看護学部 | 30 | 186 | 6.2 | 10 | 212 | 21.2 | 40 | 398 | 10.0 | |
| 公立 | 宮崎県 | 宮崎県立看護大学 | 55 | 260 | 4.7 | 15 | 400 | 26.7 | 70 | 660 | 9.4 | ||
| 公立 | 大分県 | 大分県立看護科学大学 | 35 | 213 | 6.1 | 10 | 211 | 21.1 | 45 | 424 | 9.4 | ||
| 公立 | 高知県 | 高知女子大学 | 看護学部 | 52 | 216 | 4.2 | 6 | 319 | 53.2 | 58 | 535 | 9.2 | |
| 公立 | 福岡県 | 福岡県立大学 | 看護学部 | 40 | 265 | 6.6 | 10 | 190 | 19.0 | 50 | 455 | 9.1 | |
| 公立 | 山口県 | 山口県立大学 | 看護栄養学部 | 看護学科 | 20 | 92 | 4.6 | 5 | 128 | 25.6 | 25 | 220 | 8.8 |
| 公立 | 愛媛県 | 愛媛県立医療技術大学 | 保健科学部 | 看護学科 | 35 | 214 | 6.1 | 5 | 132 | 26.4 | 40 | 346 | 8.7 |
| 公立 | 茨城県 | 茨城県立医療大学 | 保健医療学部 | 看護学科 | 25 | 102 | 4.1 | 5 | 147 | 29.4 | 30 | 249 | 8.3 |
| 公立 | 北海道 | 名寄市立大学 | 保健福祉学部 | 看護学科 | 25 | 150 | 6.0 | 5 | 95 | 19.0 | 30 | 245 | 8.2 |
| 公立 | 岡山県 | 岡山県立大学 | 保健福祉学部 | 看護学科 | 20 | 108 | 5.4 | 8 | 119 | 14.9 | 28 | 227 | 8.1 |
| 公立 | 岩手県 | 岩手県立大学 | 看護学部 | 48 | 170 | 3.5 | 15 | 328 | 21.9 | 63 | 498 | 7.9 | |
| 公立 | 香川県 | 香川県立保健医療大学 | 保健医療学部 | 看護学科 | 28 | 128 | 4.6 | 7 | 136 | 19.4 | 35 | 264 | 7.5 |
| 公立 | 岐阜県 | 岐阜県立看護大学 | 50 | 216 | 4.3 | 10 | 221 | 22.1 | 60 | 437 | 7.3 | ||
| 公立 | 三重県 | 三重県立看護大学 | 40 | 163 | 4.1 | 25 | 298 | 11.9 | 65 | 461 | 7.1 | ||
| 公立 | 神奈川県 | 神奈川県立保健福祉大学 | 保健福祉学部 | 看護学科 | 35 | 138 | 3.9 | 5 | 138 | 27.6 | 40 | 276 | 6.9 |
| 公立 | 和歌山県 | 和歌山県立医科大学 | 保健看護学部 | 40 | 146 | 3.7 | 10 | 168 | 16.8 | 50 | 314 | 6.3 | |
| 公立 | 長野県 | 長野県看護大学 | 42 | 159 | 3.8 | 8 | 143 | 17.9 | 50 | 302 | 6.0 | ||
| 公立 | 石川県 | 石川県立看護大学 | 40 | 118 | 3.0 | 10 | 182 | 18.2 | 50 | 300 | 6.0 | ||
| 公立 | 福島県 | 福島県立医科大学 | 看護学部 | 45 | 148 | 3.3 | 10 | 172 | 17.2 | 55 | 320 | 5.8 | |
| 公立 | 青森県 | 青森県立保健大学 | 健康科学部 | 看護学科 | 47 | 175 | 3.7 | 8 | 143 | 17.9 | 55 | 318 | 5.8 |
| 国立 | 徳島県 | 徳島大学 | 医学部 | 保健学科 | 40 | 112 | 2.8 | 10 | 172 | 17.2 | 50 | 284 | 5.7 |
| 国立 | 高知県 | 高知大学 | 医学部 | 看護学科 | 30 | 98 | 3.3 | 10 | 121 | 12.1 | 40 | 219 | 5.5 |
| 国立 | 北海道 | 旭川医科大学 | 医学部 | 看護学科 | 40 | 148 | 3.7 | 10 | 125 | 12.5 | 50 | 273 | 5.5 |
| 国立 | 富山県 | 富山大学 | 医学部 | 看護学科 | 50 | 161 | 3.2 | 10 | 148 | 14.8 | 60 | 309 | 5.2 |
| 公立 | 愛知県 | 愛知県立大学 | 看護学部 | 55 | 210 | 3.8 | 10 | 120 | 12.0 | 65 | 330 | 5.1 | |
| 国立 | 長野県 | 信州大学 | 医学部 | 保健学科 | 50 | 212 | 4.2 | 10 | 88 | 8.8 | 60 | 300 | 5.0 |
| 公立 | 沖縄県 | 沖縄県立看護大学 | 50 | 164 | 3.3 | 10 | 133 | 13.3 | 60 | 297 | 5.0 | ||
| 国立 | 山口県 | 山口大学 | 医学部 | 保健学科 | 50 | 127 | 2.5 | 20 | 219 | 11.0 | 70 | 346 | 4.9 |
| 公立 | 東京都 | 首都大学東京 | 健康福祉学部 | 看護学科 | 45 | 127 | 2.8 | 10 | 144 | 14.4 | 55 | 271 | 4.9 |
| 公立 | 兵庫県 | 兵庫県立大学 | 看護学部 | 55 | 174 | 3.2 | 11 | 149 | 13.5 | 66 | 323 | 4.9 | |
| 国立 | 佐賀県 | 佐賀大学 | 医学部 | 看護学科 | 32 | 112 | 3.5 | 5 | 69 | 13.8 | 37 | 181 | 4.9 |
| 公立 | 群馬県 | 群馬県立県民健康科学大学 | 看護学部 | 45 | 218 | 4.8 | 45 | 218 | 4.8 | ||||
| 国立 | 岐阜県 | 岐阜大学 | 医学部 | 看護学科 | 47 | 159 | 3.4 | 20 | 158 | 7.9 | 67 | 317 | 4.7 |
| 国立 | 鳥取県 | 鳥取大学 | 医学部 | 保健学科 | 40 | 120 | 3.0 | 15 | 131 | 8.7 | 55 | 251 | 4.6 |
| 国立 | 長崎県 | 長崎大学 | 医学部 | 保健学科 | 44 | 117 | 2.7 | 14 | 142 | 10.1 | 58 | 259 | 4.5 |
| 国立 | 宮崎県 | 宮崎大学 | 医学部 | 看護学科 | 35 | 76 | 2.2 | 10 | 124 | 12.4 | 45 | 200 | 4.4 |
| 公立 | 千葉県 | 千葉県立保健医療大学 | 健康科学部 | 看護学科 | 48 | 211 | 4.4 | 48 | 211 | 4.4 | |||
| 国立 | 秋田県 | 秋田大学 | 医学部 | 保健学科 | 40 | 107 | 2.7 | 15 | 133 | 8.9 | 55 | 240 | 4.4 |
| 国立 | 茨城県 | 筑波大学 | 医学群 | 看護学類 | 40 | 115 | 2.9 | 10 | 96 | 9.6 | 50 | 211 | 4.2 |
| 公立 | 神奈川県 | 横浜市立大学 | 医学部 | 看護学科 | 80 | 330 | 4.1 | 80 | 330 | 4.1 | |||
| 国立 | 香川県 | 香川大学 | 医学部 | 看護学科 | 40 | 92 | 2.3 | 10 | 114 | 11.4 | 50 | 206 | 4.1 |
| 公立 | 静岡県 | 静岡県立大学 | 看護学部 | 35 | 89 | 2.5 | 5 | 69 | 13.8 | 40 | 158 | 4.0 | |
| 公立 | 奈良県 | 奈良県立医科大学 | 医学部 | 看護学科 | 40 | 126 | 3.2 | 10 | 69 | 6.9 | 50 | 195 | 3.9 |
| 国立 | 熊本県 | 熊本大学 | 医学部 | 保健学科 | 50 | 138 | 2.8 | 6 | 79 | 13.2 | 56 | 217 | 3.9 |
| 公立 | 宮城県 | 宮城大学 | 看護学部 | 43 | 101 | 2.3 | 10 | 104 | 10.4 | 53 | 205 | 3.9 | |
| 公立 | 大阪府 | 大阪市立大学 | 医学部 | 看護学科 | 30 | 114 | 3.8 | 30 | 114 | 3.8 | |||
| 国立 | 三重県 | 三重大学 | 医学部 | 看護学科 | 55 | 135 | 2.5 | 15 | 130 | 8.7 | 70 | 265 | 3.8 |
| 公立 | 新潟県 | 新潟県立看護大学 | 50 | 112 | 2.2 | 10 | 113 | 11.3 | 60 | 225 | 3.8 | ||
| 公立 | 長崎県 | 長崎県立大学 | 看護栄養学部 | 看護学科 | 40 | 90 | 2.3 | 6 | 82 | 13.7 | 46 | 172 | 3.7 |
| 公立 | 兵庫県 | 神戸市看護大学 | 50 | 130 | 2.6 | 15 | 112 | 7.5 | 65 | 242 | 3.7 | ||
| 公立 | 埼玉県 | 埼玉県立大学 | 保健医療福祉学部 | 看護学科 | 60 | 149 | 2.5 | 12 | 107 | 8.9 | 72 | 256 | 3.6 |
| 国立 | 青森県 | 弘前大学 | 医学部 | 保健学科 | 50 | 127 | 2.5 | 5 | 68 | 13.6 | 55 | 195 | 3.5 |
| 国立 | 北海道 | 北海道大学 | 医学部 | 保健学科 | 56 | 139 | 2.5 | 14 | 107 | 7.6 | 70 | 246 | 3.5 |
| 国立 | 島根県 | 島根大学 | 医学部 | 看護学科 | 32 | 109 | 3.4 | 32 | 109 | 3.4 | |||
| 国立 | 群馬県 | 群馬大学 | 医学部 | 保健学科 | 33 | 66 | 2.0 | 17 | 104 | 6.1 | 50 | 170 | 3.4 |
| 国立 | 福井県 | 福井大学 | 医学部 | 看護学科 | 30 | 64 | 2.1 | 10 | 72 | 7.2 | 40 | 136 | 3.4 |
| 公立 | 京都府 | 京都府立医科大学 | 医学部 | 看護学科 | 40 | 70 | 1.8 | 10 | 99 | 9.9 | 50 | 169 | 3.4 |
| 国立 | 兵庫県 | 神戸大学 | 医学部 | 保健学科 | 56 | 127 | 2.3 | 20 | 128 | 6.4 | 76 | 255 | 3.4 |
| 国立 | 新潟県 | 新潟大学 | 医学部 | 保健学科 | 40 | 85 | 2.1 | 16 | 102 | 6.4 | 56 | 187 | 3.3 |
| 公立 | 愛知県 | 名古屋市立大学 | 看護学部 | 55 | 118 | 2.1 | 15 | 109 | 7.3 | 70 | 227 | 3.2 | |
| 公立 | 大阪府 | 大阪府立大学 | 看護学部 | 50 | 81 | 1.6 | 12 | 119 | 9.9 | 62 | 200 | 3.2 | |
| 国立 | 大分県 | 大分大学 | 医学部 | 看護学科 | 35 | 63 | 1.8 | 15 | 89 | 5.9 | 50 | 152 | 3.0 |
| 国立 | 宮城県 | 東北大学 | 医学部 | 保健学科 | 55 | 167 | 3.0 | 55 | 167 | 3.0 | |||
| 国立 | 静岡県 | 浜松医科大学 | 医学部 | 看護学科 | 35 | 106 | 3.0 | 35 | 106 | 3.0 | |||
| 公立 | 山形県 | 山形県立保健医療大学 | 保健医療学部 | 看護学科 | 35 | 106 | 3.0 | 35 | 106 | 3.0 | |||
| 国立 | 鹿児島県 | 鹿児島大学 | 医学部 | 保健学科 | 55 | 108 | 2.0 | 10 | 87 | 8.7 | 65 | 195 | 3.0 |
| 公立 | 北海道 | 札幌市立大学 | 看護学部 | 48 | 142 | 3.0 | 48 | 142 | 3.0 | ||||
| 公立 | 広島県 | 県立広島大学 | 保健福祉学部 | 看護学科 | 31 | 67 | 2.2 | 10 | 52 | 5.2 | 41 | 119 | 2.9 |
| 国立 | 愛知県 | 名古屋大学 | 医学部 | 保健学科 | 45 | 129 | 2.9 | 45 | 129 | 2.9 | |||
| 国立 | 大阪府 | 大阪大学 | 医学部 | 保健学科 | 68 | 157 | 2.3 | 10 | 58 | 5.8 | 78 | 215 | 2.8 |
| 国立 | 岡山県 | 岡山大学 | 医学部 | 保健学科 | 50 | 88 | 1.8 | 10 | 61 | 6.1 | 60 | 149 | 2.5 |
| 国立 | 福岡県 | 九州大学 | 医学部 | 保健学科 | 59 | 143 | 2.4 | 59 | 143 | 2.4 | |||
| 国立 | 広島県 | 広島大学 | 医学部 | 保健学科 | 52 | 126 | 2.4 | 52 | 126 | 2.4 | |||
| 国立 | 愛媛県 | 愛媛大学 | 医学部 | 看護学科 | 33 | 79 | 2.4 | 33 | 79 | 2.4 | |||
| 国立 | 石川県 | 金沢大学 | 医薬保健学域 | 保健学類 | 55 | 83 | 1.5 | 10 | 72 | 7.2 | 65 | 155 | 2.4 |
| 国立 | 千葉県 | 千葉大学 | 看護学部 | 41 | 93 | 2.3 | 41 | 93 | 2.3 | ||||
| 国立 | 滋賀県 | 滋賀医科大学 | 医学部 | 看護学科 | 50 | 106 | 2.1 | 50 | 106 | 2.1 | |||
| 国立 | 東京都 | 東京医科歯科大学 | 医学部 | 保健衛生学科 | 35 | 73 | 2.1 | 35 | 73 | 2.1 | |||
| 国立 | 京都府 | 京都大学 | 医学部 | 人間健康科学科 | 70 | 143 | 2.0 | 70 | 143 | 2.0 | |||
| 国立 | 山形県 | 山形大学 | 医学部 | 看護学科 | 38 | 75 | 2.0 | 38 | 75 | 2.0 | |||
| 国立 | 山梨県 | 山梨大学 | 医学部 | 看護学科 | 45 | 87 | 1.9 | 45 | 87 | 1.9 | |||
| 公立 | 北海道 | 札幌医科大学 | 保健医療学部 | 看護学科 | 40 | 74 | 1.9 | 40 | 74 | 1.9 | |||
| 合計 | 3,648 | 11,530 | 3.2 | 695 | 9,004 | 13.0 | 4,343 | 20,534 | 4.7 | ||||
表2:2010年国公立看護系大学志願倍率(番外編)
| 開設者 | 都道府県 | 大学名 | 学部名 | 定員 | 志願者数 | 志願倍率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 公立 | 岡山県 | 新見公立大学 | 看護学部 | 40 | 639 | 16.0 |
| 国立 | 東京都 | 国立看護大学校 | 100 | 630 | 6.3 |
ただ、そうは言っても変化は欲しい。そこで、目についた食い物系の懸賞にはとりあえず応募してみることにしている。今回、カゴメがリリースしたトマレピ!に当選。「豚肉となすのトマト味噌炒め」「豚肉ともやしのうま辛トマト炒め」「豚肉とキャベツのトマト煮」のサンプルがアパートに届いた。どれが作れるかと思って食材をあらためると、冷凍した牛コマ肉を発掘。これとローソンのカット野菜とで「豚肉ともやしのうま辛トマト炒め」を作ることにした。肉の種類からして全然違うんだが、まあいいことにした。
というわけで、できあがりが左の写真。これも2〜3人前なので、半分は冷凍しようと思っていたのだが、ピリ辛味で意外とメシが進んでしまい、久しぶりに炊いたメシ1.5合とともに全量完食。中華以外のおかずのもともなかなかいいじゃん、と思った次第。でも、たぶん豚バラ肉のほうがもっと旨かったんじゃないかと思ったり。こんどはきちんと取説どおりの食材で「豚肉となすのトマト味噌炒め」と「豚肉とキャベツのトマト煮」を作ってみるよ。となると、やはりジャスコに行かないとダメだな〜。
大学の話ではないが、厚生労働省ウェブサイトの「平成22年度看護師等養成所の開校等の予定について」と題するページに、平成21年12月28日から平成22年2月9日に指定された看護師等養成所一覧が追加掲載されていたので紹介しておく。
ざっと見てみると中京地区が熱い。目を奪われるのは「トライデントスポーツ医療看護専門学校」。いや、看護師養成所が開設されるということよりも、その開設者が「河合塾学園」ということに、である。河合塾グループって、医療系の専門学校も経営していたんだと認識を新たにした次第。予備校の河合塾の開設者である「学校法人河合塾」とトライデントスポーツ医療看護専門学校の開設者である「学校法人河合塾学園」は違う組織だが、Wikipediaによればルーツは同じで1978年にそれぞれ分離独立したという経緯を持つ。
モード学園の勢いも止まらない。すでに開校している名古屋医専に保健師課程と助産師課程を新設したというだけなら普通のストーリーだが、度肝を抜かれたのが助産師課程の定員である。その数、なんと80人。80人定員というのは助産師課程としてはおそらく日本一であろう。開設にあたっては、正常産800例分の分娩数を確保できる実習場所の開拓と、それをささえる教育資源(とくに教員)の確保がむちゃくちゃたいへんだったのではないかと想像する、っていうか、どんなふうに助産師のマスプロ教育が展開されるのか想像もつかない。肝心の名古屋医専のウェブサイトでは「【正式認可のお知らせ】保健学科・助産学科」というアナウンスがあるだけで、教育の内容についてはまだ詳らかにされていない。
ざっと見てみると中京地区が熱い。目を奪われるのは「トライデントスポーツ医療看護専門学校」。いや、看護師養成所が開設されるということよりも、その開設者が「河合塾学園」ということに、である。河合塾グループって、医療系の専門学校も経営していたんだと認識を新たにした次第。予備校の河合塾の開設者である「学校法人河合塾」とトライデントスポーツ医療看護専門学校の開設者である「学校法人河合塾学園」は違う組織だが、Wikipediaによればルーツは同じで1978年にそれぞれ分離独立したという経緯を持つ。
モード学園の勢いも止まらない。すでに開校している名古屋医専に保健師課程と助産師課程を新設したというだけなら普通のストーリーだが、度肝を抜かれたのが助産師課程の定員である。その数、なんと80人。80人定員というのは助産師課程としてはおそらく日本一であろう。開設にあたっては、正常産800例分の分娩数を確保できる実習場所の開拓と、それをささえる教育資源(とくに教員)の確保がむちゃくちゃたいへんだったのではないかと想像する、っていうか、どんなふうに助産師のマスプロ教育が展開されるのか想像もつかない。肝心の名古屋医専のウェブサイトでは「【正式認可のお知らせ】保健学科・助産学科」というアナウンスがあるだけで、教育の内容についてはまだ詳らかにされていない。
厚生労働省は、従来より幅広く医療行為ができる新資格「特定看護師(仮称)」の創設を盛り込んだ素案をまとめ、本日開催された厚労省の検討会「チーム医療の推進に関する検討会」で協議され、大筋で了承されたという。報告書は年度内にもとりまとめられ、法制化も視野に入れつつ、来年度からモデル事業を実施する方針とのこと。
特定看護師が行なうことのできる業務としてはエコー実施、レントゲン撮影、CTやMRIの実施時期の判断、読影の補助、動脈血採取、などの検査関連業務、気管内挿管、抜管、創部ドレーンの抜去、深部に及ばない創部の切開、縫合、デブリードマンなどの処置、患者の状態に応じた薬剤の選択・使用などが含まれているという。
また、特定看護師の条件としては(1)看護師免許、(2)一定以上の実務経験(例えば5年以上)(3)第三者機関を設け、そこが認めた大学院修士課程を修了(4)大学院を修了後、第三者機関で知識や能力の評価を受ける、の4点すべてを満たしていることが揚げられているとのこと。
あくまで「診療の補助業務」の拡張という位置づけらしく、診療行為のできるいわゆるナースプラクティショナとは違うとのこと。ただねえ、仮称とは言えこの名称、トクホならぬトクカと呼びたくなりますな(え、僕だけ?)。
【関連ニュース】
厚労省が「特定看護師」導入検討 医療行為を拡大(共同通信)
看護師の新資格を検討=医療行為の一部可能に-厚労省(時事ドットコム)
高度な医療行為できる看護師資格新設へ 厚労省が素案(朝日新聞)
「特定看護師」創設、モデル事業実施へ(キャリアブレイン)
特定看護師が行なうことのできる業務としてはエコー実施、レントゲン撮影、CTやMRIの実施時期の判断、読影の補助、動脈血採取、などの検査関連業務、気管内挿管、抜管、創部ドレーンの抜去、深部に及ばない創部の切開、縫合、デブリードマンなどの処置、患者の状態に応じた薬剤の選択・使用などが含まれているという。
また、特定看護師の条件としては(1)看護師免許、(2)一定以上の実務経験(例えば5年以上)(3)第三者機関を設け、そこが認めた大学院修士課程を修了(4)大学院を修了後、第三者機関で知識や能力の評価を受ける、の4点すべてを満たしていることが揚げられているとのこと。
あくまで「診療の補助業務」の拡張という位置づけらしく、診療行為のできるいわゆるナースプラクティショナとは違うとのこと。ただねえ、仮称とは言えこの名称、トクホならぬトクカと呼びたくなりますな(え、僕だけ?)。
【関連ニュース】
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看護師の新資格を検討=医療行為の一部可能に-厚労省(時事ドットコム)
高度な医療行為できる看護師資格新設へ 厚労省が素案(朝日新聞)
「特定看護師」創設、モデル事業実施へ(キャリアブレイン)
2010年度に開設する看護系大学院の一覧を作成した。これも文部科学省が公開した「平成22年度開設予定大学等一覧」から再構成したものである。大学院の場合、研究科の名称だけで看護系かどうかを判別するのは比較的難しいのでひょっとしたら見落としなんかもあるかもしれない(たとえば豊橋創造大学大学院健康科学研究科健康科学専攻や茨城県立医療大学大学院保健医療科学研究科保健医療科学専攻なんかが良い例)が、とりあえずまとめてみたものが下表である。
新たに開設される大学院は12校。設置主体別には公立が4、私立が8。大学院の新規開設が3,研究科の新設が9。修士課程(博士前期課程)が8、博士後期課程が4というふうになっている。大学院は、学年進行にしたがって開設するというのがたいていの場合である。たとえば、札幌市立大学看護学部、聖マリア学院大学看護学部、武蔵野大学看護学部、埼玉医科大学保健医療学部看護学科はいずれも開設時期が2006年であり、今年3月に一期生が卒業するタイミングで大学院を開設するというわけだ。
ところが最近では、学部の完成年度を待たずに大学院を開設する大学もある。そのことに僕が初めて気づいたのが東京医療保健大学のケース。この大学は開学が2005年であるが、2007年には大学院を開設していた。今回は東が丘看護学部の開設と同時に同じキャンパスに大学院を開設するということになった。やる気になれば同時開設も可能なんだということを知った次第。いや、別に大学院が先でも、ことによると大学院だけでもアリなわけで、将来的にはそういう特色をもつ大学(院)が出現する可能性もある。
まあ、東京医療保健大学はすでに五反田で看護教育を展開している中での「同時開設」なので、そのアドバンテージ分は少し割り引いて考えなければならないかもしれない。その意味で、今回衝撃だったのは、2009年に看護学科を開設したばかりの豊橋創造大学が看護系大学2年目となる今年4月に看護系大学院を開設するということである。いや、大いにアリなんだけど、それを実現したところがあっぱれな感じだ。
2010年開設予定看護系大学院一覧(文部科学省「平成22年度開設予定大学等一覧」を参考に作成)
※修=修士課程(博士前期課程)の設置 博=博士課程(博士後期課程)の設置
*院=大学院の新設 科=研究科の新設
新たに開設される大学院は12校。設置主体別には公立が4、私立が8。大学院の新規開設が3,研究科の新設が9。修士課程(博士前期課程)が8、博士後期課程が4というふうになっている。大学院は、学年進行にしたがって開設するというのがたいていの場合である。たとえば、札幌市立大学看護学部、聖マリア学院大学看護学部、武蔵野大学看護学部、埼玉医科大学保健医療学部看護学科はいずれも開設時期が2006年であり、今年3月に一期生が卒業するタイミングで大学院を開設するというわけだ。
ところが最近では、学部の完成年度を待たずに大学院を開設する大学もある。そのことに僕が初めて気づいたのが東京医療保健大学のケース。この大学は開学が2005年であるが、2007年には大学院を開設していた。今回は東が丘看護学部の開設と同時に同じキャンパスに大学院を開設するということになった。やる気になれば同時開設も可能なんだということを知った次第。いや、別に大学院が先でも、ことによると大学院だけでもアリなわけで、将来的にはそういう特色をもつ大学(院)が出現する可能性もある。
まあ、東京医療保健大学はすでに五反田で看護教育を展開している中での「同時開設」なので、そのアドバンテージ分は少し割り引いて考えなければならないかもしれない。その意味で、今回衝撃だったのは、2009年に看護学科を開設したばかりの豊橋創造大学が看護系大学2年目となる今年4月に看護系大学院を開設するということである。いや、大いにアリなんだけど、それを実現したところがあっぱれな感じだ。
2010年開設予定看護系大学院一覧(文部科学省「平成22年度開設予定大学等一覧」を参考に作成)
| 大学院 | 定員 | 所在地 | 設置者 | ※ | * |
|---|---|---|---|---|---|
| 札幌市立大学大学院看護学研究科看護学専攻 | 18 | 北海道札幌市 | 公立大学法人札幌市立大学 | 修 | 院 |
| 日本赤十字豊田看護大学大学院看護学研究科看護学専攻 | 10 | 愛知県豊田市 | 学校法人日本赤十字学園 | 修 | 院 |
| 聖マリア学院大学大学院看護学研究科看護学専攻 | 12 | 福岡県久留米市 | 学校法人聖マリア学院 | 修 | 院 |
| 埼玉医科大学大学院看護学研究科看護学専攻 | 10 | 埼玉県日高市 | 学校法人埼玉医科大学 | 修 | 科 |
| 東京医療保健大学大学院看護学研究科看護学専攻 | 12 | 東京都目黒区 | 学校法人青葉学園 | 修 | 科 |
| 武蔵野大学大学院看護学研究科看護学専攻 | 10 | 東京都西東京市 | 学校法人 武蔵野女子学院 | 修 | 科 |
| 横浜市立大学大学院医学研究科看護学専攻 | 12 | 神奈川県横浜市 | 公立大学法人横浜市立大学 | 修 | 科 |
| 豊橋創造大学大学院健康科学研究科健康科学専攻 | 6 | 愛知県豊橋市 | 学校法人藤ノ花学園 | 修 | 科 |
| 宮城大学大学院看護学研究科看護学専攻 | 3 | 宮城県黒川郡 | 公立大学法人宮城大学 | 博 | 科 |
| 茨城県立医療大学大学院保健医療科学研究科保健医療科学専攻 | 5 | 茨城県稲敷郡 | 茨城県 | 博 | 科 |
| 大阪市立大学大学院看護学研究科看護学専攻 | 3 | 大阪府大阪市 | 公立大学法人大阪市立大学 | 博 | 科 |
| 東邦大学大学院医学研究科看護学専攻 | 5 | 東京都大田区 | 学校法人東邦大学 | 博 | 科 |
*院=大学院の新設 科=研究科の新設
文部科学省は、平成22年1月末現在の「平成22年度開設予定大学等一覧」と題するPDF書類を公開していた。
この一覧によれば、2010年4月より新たに12校、定員にして1,065名規模の看護系大学が新たに誕生することになる。新規に大学を開設するものが2件、すでにある大学に学部等を新設するものが10件。設置主体別に見ると公立は新見公立大学のみで、あとはすべて私立大学が占める。エリア別には、北海道東北1、関東甲信越4、東海北陸3,近畿3,中国四国1、九州沖縄0という分布である。
以前は大学等の開設にはすべて認可を受けることが必須条件であったが、2004年度以降は新たな学部・学科の開設において一定の条件を満たす場合には届出で済むようになった(文部科学省「大学の設置認可制度に関するQ&A-質の高い大学づくりのしくみ-」のQ8参照)。今回、この届出制度を利用して開設された看護系大学が3校ある。
この一定の条件とは「既存の組織と同じ分野」ということである。届出に該当する3校のうち、すでに看護学科を持っている順天堂大学と東京医療保健大学はわかりやすいが、いままで看護学科のなかった東北文化学園大学(文部科学省:大学の学部等の設置届出に係る申請書類(平成21年7月)を参照)は少々理解が難しい。文科省のQ&Aによれば、学位の種類および予め設定された17分野の中の「分野」に変更が無い場合に届出で足りるというふうに理解していたのであるが、東北文化学園大学のケースを見ると、同じ分野に包含される学問領域の造設であれば届出でよいという、僕の解釈より一段とユルい運用だということを知った次第。
しかし、最近の大学設置にかかわる情報公開ぶりはすごい。文科省いわく「大学の設置等の認可の申請及び届出に係る手続等に関する規則が平成21年2月(同年3月施行)に改正され、大学の設置認可等の際における情報公開の対象の拡大が図られました。(大学等の設置認可申請書類等の公表ページ)」とのアナウンス通り、ここ一年間の届出書類についてはほぼアップされている。東北文化学園大学も例外ではなく、基本計画書から校舎の図面、学則や教員名簿まで閲覧できる。
やはりいちばん気になるのは教員名簿ということになるが、ざっと見たところ看護学の学位は学士どまりで博士や修士は皆無。もちろん、学位と専門分野が必ずしも一致しているというわけでもないので、種々の学位があったってそりゃ一向に構わないのだけれど、これだけ看護学が見当たらないと、意図的に看護学外しをしているのでは、と思ってしまう。
ついでに学則に目を転じると、第44条で看護学科を卒業すると学士(看護学)の学位が授与されると記載されているのだが、学士(看護学)というのは明らかに今回の学科新設で追加された学位であり、自分としては、このことと先に挙げた文科省のQ&Aとの整合性が解決できない。「学位の種類に変更がない」とはいったいどういう状況を指しているのだろうか。Q&Aが却って謎を深めてるぞ。
まあいろいろと話題は尽きないが、本題に戻ると、その文科省の作成した一覧表をもとに2010年度開設予定看護系大学を一覧にまとめたのが下記の表である。1月末時点としながらも、設置認可の答申は2009年12月で終了しており、すでに入試シーズンに突入していることから、これより増えることはそうそう考えられない。
となると、弊サイトで2010年開設予定と報じてきた大学のうち、防衛医科大学校(ref.防衛医大に2010年看護学部開設か)、帝京科学大学(ref.帝京科学大学が2010年に看護学科開設か)、山口福祉文化大学(ref.2010年山口福祉文化大学に看護学科開設予定)の3校は開設されない可能性が濃厚。クイックリンクも開設時期を変更する必要がありそうだ。
2010年開設予定看護系大学一覧(文部科学省「平成22年度開設予定大学等一覧」を参考に作成)
この一覧によれば、2010年4月より新たに12校、定員にして1,065名規模の看護系大学が新たに誕生することになる。新規に大学を開設するものが2件、すでにある大学に学部等を新設するものが10件。設置主体別に見ると公立は新見公立大学のみで、あとはすべて私立大学が占める。エリア別には、北海道東北1、関東甲信越4、東海北陸3,近畿3,中国四国1、九州沖縄0という分布である。
以前は大学等の開設にはすべて認可を受けることが必須条件であったが、2004年度以降は新たな学部・学科の開設において一定の条件を満たす場合には届出で済むようになった(文部科学省「大学の設置認可制度に関するQ&A-質の高い大学づくりのしくみ-」のQ8参照)。今回、この届出制度を利用して開設された看護系大学が3校ある。
この一定の条件とは「既存の組織と同じ分野」ということである。届出に該当する3校のうち、すでに看護学科を持っている順天堂大学と東京医療保健大学はわかりやすいが、いままで看護学科のなかった東北文化学園大学(文部科学省:大学の学部等の設置届出に係る申請書類(平成21年7月)を参照)は少々理解が難しい。文科省のQ&Aによれば、学位の種類および予め設定された17分野の中の「分野」に変更が無い場合に届出で足りるというふうに理解していたのであるが、東北文化学園大学のケースを見ると、同じ分野に包含される学問領域の造設であれば届出でよいという、僕の解釈より一段とユルい運用だということを知った次第。
しかし、最近の大学設置にかかわる情報公開ぶりはすごい。文科省いわく「大学の設置等の認可の申請及び届出に係る手続等に関する規則が平成21年2月(同年3月施行)に改正され、大学の設置認可等の際における情報公開の対象の拡大が図られました。(大学等の設置認可申請書類等の公表ページ)」とのアナウンス通り、ここ一年間の届出書類についてはほぼアップされている。東北文化学園大学も例外ではなく、基本計画書から校舎の図面、学則や教員名簿まで閲覧できる。
やはりいちばん気になるのは教員名簿ということになるが、ざっと見たところ看護学の学位は学士どまりで博士や修士は皆無。もちろん、学位と専門分野が必ずしも一致しているというわけでもないので、種々の学位があったってそりゃ一向に構わないのだけれど、これだけ看護学が見当たらないと、意図的に看護学外しをしているのでは、と思ってしまう。
ついでに学則に目を転じると、第44条で看護学科を卒業すると学士(看護学)の学位が授与されると記載されているのだが、学士(看護学)というのは明らかに今回の学科新設で追加された学位であり、自分としては、このことと先に挙げた文科省のQ&Aとの整合性が解決できない。「学位の種類に変更がない」とはいったいどういう状況を指しているのだろうか。Q&Aが却って謎を深めてるぞ。
まあいろいろと話題は尽きないが、本題に戻ると、その文科省の作成した一覧表をもとに2010年度開設予定看護系大学を一覧にまとめたのが下記の表である。1月末時点としながらも、設置認可の答申は2009年12月で終了しており、すでに入試シーズンに突入していることから、これより増えることはそうそう考えられない。
となると、弊サイトで2010年開設予定と報じてきた大学のうち、防衛医科大学校(ref.防衛医大に2010年看護学部開設か)、帝京科学大学(ref.帝京科学大学が2010年に看護学科開設か)、山口福祉文化大学(ref.2010年山口福祉文化大学に看護学科開設予定)の3校は開設されない可能性が濃厚。クイックリンクも開設時期を変更する必要がありそうだ。
2010年開設予定看護系大学一覧(文部科学省「平成22年度開設予定大学等一覧」を参考に作成)
大学・学部・学科名 | 定員 | 所在地 | 設置者 | ※ | * |
|---|---|---|---|---|---|
新見公立大学看護学部看護学科 | 60 | 岡山県新見市 | 公立大学法人新見公立大学 | 大 | 認 |
日本保健医療大学保健医療学部看護学科 | 100 | 埼玉県幸手市 | 学校法人共済学園 | 大 | 認 |
東京工科大学医療保健学部看護学科 | 80 | 東京都大田区 | 学校法人片柳学園 | 学 | 認 |
| 椙山女学園大学看護学部看護学科 | 100 | 愛知県名古屋市 | 学校法人椙山女学園 | 学 | 認 |
中京学院大学看護学部看護学科 | 80 | 岐阜県瑞浪市 | 学校法人安達学園 | 学 | 認 |
大阪医科大学看護学部看護学科 | 85 | 大阪府高槻市 | 学校法人大阪医科大学 | 学 | 認 |
| 宝塚大学1)看護学部看護学科 | 100 | 大阪市,宝塚市 | 学校法人関西女子学園 | 学 | 認 |
| 群馬医療福祉大学2)看護学部看護学科 | 80 | 群馬県藤岡市 | 学校法人昌賢学園 | 学 | 認 |
| 梅花女子大学看護学部看護学科 | 80 | 大阪府茨木市 | 学校法人梅花学園 | 学 | 認 |
東北文化学園大学医療福祉学部看護学科 | 80 | 宮城県仙台市 | 学校法人東北文化学園大学 | 学 | 届 |
順天堂大学保健看護学部 | 120 | 静岡県三島市 | 学校法人順天堂 | 学 | 届 |
| 東京医療保健大学東が丘看護学部看護学科 | 100 | 東京都目黒区 | 学校法人青葉学園 | 学 | 届 |
※大=大学の設置 学=学部・学科等の設置
*認=大学設置新審議会への認可申請による設置 届=届出による開設
1)宝塚大学は、宝塚造形芸術大学から改称予定
2)群馬医療福祉大学は、群馬社会福祉大学から改称予定
*認=大学設置新審議会への認可申請による設置 届=届出による開設
1)宝塚大学は、宝塚造形芸術大学から改称予定
2)群馬医療福祉大学は、群馬社会福祉大学から改称予定
という、最近のトレンドを集約したような短期大学の事例があったので取り上げておく。
2月6日の読売新聞の記事「敦賀短大 看護学科のみに改編…敦賀市13年春 運営「公立大学法人」に」がそれだ。
いわく「赤字経営と学生減が続く敦賀短大」を「2013年4月に学科を看護学科のみへと改編」するとともに、設置主体を「学校法人」から「公立大学法人」にするとのこと。敦賀市の短期大学に対する助成総額は累計で48億円に上り、2004年に市の検討委員会が示した「09年度までに自立経営に移行できない場合は廃校」との答申に対する回答が今回の方針である。
加えて現状では、敦賀短期大学に看護学科はないため、2012年度を最後に既存の敦賀市立看護専門学校の募集を停止して、2015年度に現敦賀短期大学への完全移行を目指す考えらしい。
答申にもかかわらず、市がなぜ「短期大学の存続」に固執するのかについては詳らかではないが、そもそも、その「存続」ということば自体、設置主体も扱う学問もまったく異なる学校を称して用いるべき用語なのかな、という気はする。ハコが同じなら存続なんだろうか。
な〜んて話はそのくらいにして、「市への批判もかわすのが狙い」とも言われるこの再建計画。行く末をウォッチしていきたい。
2月6日の読売新聞の記事「敦賀短大 看護学科のみに改編…敦賀市13年春 運営「公立大学法人」に」がそれだ。
いわく「赤字経営と学生減が続く敦賀短大」を「2013年4月に学科を看護学科のみへと改編」するとともに、設置主体を「学校法人」から「公立大学法人」にするとのこと。敦賀市の短期大学に対する助成総額は累計で48億円に上り、2004年に市の検討委員会が示した「09年度までに自立経営に移行できない場合は廃校」との答申に対する回答が今回の方針である。
加えて現状では、敦賀短期大学に看護学科はないため、2012年度を最後に既存の敦賀市立看護専門学校の募集を停止して、2015年度に現敦賀短期大学への完全移行を目指す考えらしい。
答申にもかかわらず、市がなぜ「短期大学の存続」に固執するのかについては詳らかではないが、そもそも、その「存続」ということば自体、設置主体も扱う学問もまったく異なる学校を称して用いるべき用語なのかな、という気はする。ハコが同じなら存続なんだろうか。
な〜んて話はそのくらいにして、「市への批判もかわすのが狙い」とも言われるこの再建計画。行く末をウォッチしていきたい。
で、ファイナル・シーズンVol.12でおしまいかと思いきや、あとひとつストーリーがあったのだ。それが、ファイナル・ブレイク。つまり、最後の脱獄である。2010年2月3日のリリースを前に、先行プレミアムオンライン試写会に応募したら運良く当選。そう、いまやもう映画鑑賞会もネットでできる時代な訳ですよ。
ファイナル・シーズンVol.12は終盤に突然「Four years later」となってしまうのだけど、ファイナル・ブレイクは、シリーズ上空白だった期間を埋めるためのエピソードである。映像は90分間。従来であればDVD3枚分ぐらい費やしたストーリーをDVD1枚分の尺でまとめているので、スピード感、密度ともかなりの高みに踏み込んでいる感じだ。これだけ引っぱったんだからこの手のスピンオフ的な映像があと2〜3編あってもよいような気もするが、自分的には結構すっきりした。
さて、スピンオフ「的」と表現したのは、ファイナル・ブレイクはあくまでプリズン・ブレイク第44巻という位置づけだろうと思うからで、プリズン・ブレイクを観たことがない人でファイナル・ブレイクに興味を持たれた方は、ぜひ最初から観賞することをお薦めしたい。
次なる目標は「仁義49」と「仁義50」を観て仁義シリーズを完全制覇することだが、これがTSUTAYA DISCASでは全然レンタル可能にならない。気長に待つけど。
共同通信は1月26日「認知症患者の身体拘束「適法」 最高裁、病院側勝訴が確定」と題する記事を掲載していた。これは、当時80歳の女性が入院中に不当に身体拘束を受けたとして一宮市の病院を相手取った裁判であるが、1審は原告敗訴、2審では原告勝訴。そして今回の最高裁判決で病院の適法性を支持した1審判決が確定となったわけである。
僕にとってこの裁判がなじみ深いのは、昨年刊行された「看護師国家試験対策KEYメモBOOK
」を執筆したのとちょうど時期を同じくして原告勝訴の高裁判決が出たからであった。おりしも、担当したキーワードのひとつが「抑制」。128しかないキーワードの中になぜ「抑制」があるのかはさておき、精神保健、老人福祉分野では法律上身体拘束をしないことがデフォルトで、厚生労働省の「身体拘束ゼロ作戦推進会議」が作成した「身体拘束ゼロへの手引き」が、かなり強い調子で身体拘束するべからず論を展開していることにも触れた上で、半ばダメ押し的に病院敗訴のタイムリーな高裁判決も引用した上で、抑制帯は厳格な基準に則って使用していく必要がある、と結んだ。
かなり腰砕けな結論は、であるがゆえに、今回の最高裁判決によってもほとんど影響を受けないが、高裁判決の引用自体はまったく意味がなくなってしまった。置き換えるとすれば、今回最高裁で初めて示された、「患者の身体拘束について、負傷防止などのため必要やむを得ない事情がある場合のみ許される」という裁判長の判断かな。
ちなみに上記国試対策本の執筆の様子は弊ブログ記事「新しい国試対策本が発刊」を参照。
僕にとってこの裁判がなじみ深いのは、昨年刊行された「看護師国家試験対策KEYメモBOOK
」を執筆したのとちょうど時期を同じくして原告勝訴の高裁判決が出たからであった。おりしも、担当したキーワードのひとつが「抑制」。128しかないキーワードの中になぜ「抑制」があるのかはさておき、精神保健、老人福祉分野では法律上身体拘束をしないことがデフォルトで、厚生労働省の「身体拘束ゼロ作戦推進会議」が作成した「身体拘束ゼロへの手引き」が、かなり強い調子で身体拘束するべからず論を展開していることにも触れた上で、半ばダメ押し的に病院敗訴のタイムリーな高裁判決も引用した上で、抑制帯は厳格な基準に則って使用していく必要がある、と結んだ。
かなり腰砕けな結論は、であるがゆえに、今回の最高裁判決によってもほとんど影響を受けないが、高裁判決の引用自体はまったく意味がなくなってしまった。置き換えるとすれば、今回最高裁で初めて示された、「患者の身体拘束について、負傷防止などのため必要やむを得ない事情がある場合のみ許される」という裁判長の判断かな。
ちなみに上記国試対策本の執筆の様子は弊ブログ記事「新しい国試対策本が発刊」を参照。
昨年8月に浜松で開催された第13回日本看護管理学会年次大会で、企業の人事コンサルタントを講師として招聘し「目標管理を成功させるノウハウについて語ろう」と題するインフォメーションエクスチェンジを開催した。
会場では、目標管理にかかわる誤解や悩みなどについて意見交換がなされたが、60人定員の部屋は立ち見でも入れないくらいの盛況ぶりで、看護部における目標管理への関心が並大抵のものではないことが示された。
そこで、昨年残念ながら会場に入れなかった方々や、もう少し時間をかけて目標管理を深めていきたいというアンケートの感想を踏まえて、来たる2月6日(土)に「看護部門の目標管理入門」と題するセミナーを開催することになった。会場は東京駅からほど近いSTANDARD会議室。
講師は昨年のインフォメーションエクスチェンジ同様、伊藤忠人事サービス株式会社シニアコンサルタントの河野秀一氏。「看護管理者のためのマネジメントスキルセミナー」と題するシリーズの第1回目である。
詳細、申し込みは、ヘルスケアマネジメントフォーラムのウェブサイトから。
以下セミナー紹介文からの
引用:財団法人医療機能評価機構による病院機能評価の項目に「看護部門の目標管理」が登場して以来、あっという間に看護の現場に目標管理が導入されるようになりました。すでに導入されている病院では、「目標の設定や水準」や「評価者間の評価結果のばらつき」、「評価結果をどう管理に活用するか」など、運用場面でさまざまな疑問や課題に直面しているという声が聞かれています。皆さまの看護単位や看護部門ではいかがでしょうか?
看護の現場に導入されている目標管理には、組織ごとにさまざまな運用方法があります。このセミナーでは、目標管理の基本を確認し、看護の現場の目標管理の現状と課題を事例分析していきます。次年度の目標管理に向けて、皆さまの看護マネジメントスキルの一つとして、看護部門の目標管理を学びましょう。
会場では、目標管理にかかわる誤解や悩みなどについて意見交換がなされたが、60人定員の部屋は立ち見でも入れないくらいの盛況ぶりで、看護部における目標管理への関心が並大抵のものではないことが示された。
そこで、昨年残念ながら会場に入れなかった方々や、もう少し時間をかけて目標管理を深めていきたいというアンケートの感想を踏まえて、来たる2月6日(土)に「看護部門の目標管理入門」と題するセミナーを開催することになった。会場は東京駅からほど近いSTANDARD会議室。
講師は昨年のインフォメーションエクスチェンジ同様、伊藤忠人事サービス株式会社シニアコンサルタントの河野秀一氏。「看護管理者のためのマネジメントスキルセミナー」と題するシリーズの第1回目である。
詳細、申し込みは、ヘルスケアマネジメントフォーラムのウェブサイトから。
以下セミナー紹介文からの
引用:財団法人医療機能評価機構による病院機能評価の項目に「看護部門の目標管理」が登場して以来、あっという間に看護の現場に目標管理が導入されるようになりました。すでに導入されている病院では、「目標の設定や水準」や「評価者間の評価結果のばらつき」、「評価結果をどう管理に活用するか」など、運用場面でさまざまな疑問や課題に直面しているという声が聞かれています。皆さまの看護単位や看護部門ではいかがでしょうか?
看護の現場に導入されている目標管理には、組織ごとにさまざまな運用方法があります。このセミナーでは、目標管理の基本を確認し、看護の現場の目標管理の現状と課題を事例分析していきます。次年度の目標管理に向けて、皆さまの看護マネジメントスキルの一つとして、看護部門の目標管理を学びましょう。
山形県立保健医療大学の校歌「夢. 清く」は来生えつこ作詞、来生たかお作曲で、上記リンクから来生たかおの弾き語りを聴くことができる。
こんなビッグアーティストを起用するなんてすごいな〜という話を、その校歌がリリースされた2003年に卒論生にしたら「それ誰ですか?」と逆に尋ねられて愕然としたわけである。それもそのはずで、「セーラー服と機関銃(もしくは「夢の途中」)」「スローモーション」「セカンド・ラブ」がヒットした1981〜2年頃といえば、当時の卒論生が生まれるか生まれないかぐらいの時代。知らないのも無理はない。
で今回、小比類巻かほるが作詞作曲歌唱を手がけた校歌がリリースされた。青森県立保健大学校歌「新たな未来へ」がそれである。このページのリンクからは校歌をmp3ファイルで試聴することも可能。校歌は在学生、卒業生が共通に歌える曲、ということに校歌の存在理由もしくは要件と考えていたが、この曲はその既成概念を打ち崩すのには十分。たぶん、Kohhyぐらい卓越した歌唱力がなければサマにならないようなアップテンポで音域の広い曲なのである。しかしながら、よく考えれば、仮に自分で歌えないとしても、その曲を聴けば大学時代の思い出がまざまざと蘇る、というタイプの校歌もアリと思った次第。そういう意味では新たな校歌の境地を開拓したと言えるかもしれない。でも、青森県立の人々は難なく歌いこなしていたりして・・。だとしたら、上記無礼、平にお許しいただきたい。
さて、ではなぜ小比類巻かほるが青森県立保健大の校歌を手がけたか。彼女がヒットを飛ばしていたのは僕が大学3〜4年生ぐらいの頃であるが、当時より、その苗字の語感から漠然と沖縄出身のシンガーだとばかり思い込んでいた。ところが、ネット検索してみると青森県出身らしい。たとえば、青森県出身の有名人で好きな人ランキングでは堂々の第3位(本稿執筆時点)。来生たかお同様、絶頂期から約20年経過しているが、このランキング結果から推測するに、地元では「それ誰ですか?」という事態はないものと推測する。ちなみに同率3位には吉幾三もランキング。校歌が演歌というのもなかなか乙なものかもしれないが、いずれにしても校歌としては画期的だったという話だ。
翻って、来生たかおと山形県との間に何かいわくがあるのだろうか。
と思い調べてみると「姉弟の父親は山形県の出身(Wikipedia)」ということらしい。
こんなビッグアーティストを起用するなんてすごいな〜という話を、その校歌がリリースされた2003年に卒論生にしたら「それ誰ですか?」と逆に尋ねられて愕然としたわけである。それもそのはずで、「セーラー服と機関銃(もしくは「夢の途中」)」「スローモーション」「セカンド・ラブ」がヒットした1981〜2年頃といえば、当時の卒論生が生まれるか生まれないかぐらいの時代。知らないのも無理はない。
で今回、小比類巻かほるが作詞作曲歌唱を手がけた校歌がリリースされた。青森県立保健大学校歌「新たな未来へ」がそれである。このページのリンクからは校歌をmp3ファイルで試聴することも可能。校歌は在学生、卒業生が共通に歌える曲、ということに校歌の存在理由もしくは要件と考えていたが、この曲はその既成概念を打ち崩すのには十分。たぶん、Kohhyぐらい卓越した歌唱力がなければサマにならないようなアップテンポで音域の広い曲なのである。しかしながら、よく考えれば、仮に自分で歌えないとしても、その曲を聴けば大学時代の思い出がまざまざと蘇る、というタイプの校歌もアリと思った次第。そういう意味では新たな校歌の境地を開拓したと言えるかもしれない。でも、青森県立の人々は難なく歌いこなしていたりして・・。だとしたら、上記無礼、平にお許しいただきたい。
さて、ではなぜ小比類巻かほるが青森県立保健大の校歌を手がけたか。彼女がヒットを飛ばしていたのは僕が大学3〜4年生ぐらいの頃であるが、当時より、その苗字の語感から漠然と沖縄出身のシンガーだとばかり思い込んでいた。ところが、ネット検索してみると青森県出身らしい。たとえば、青森県出身の有名人で好きな人ランキングでは堂々の第3位(本稿執筆時点)。来生たかお同様、絶頂期から約20年経過しているが、このランキング結果から推測するに、地元では「それ誰ですか?」という事態はないものと推測する。ちなみに同率3位には吉幾三もランキング。校歌が演歌というのもなかなか乙なものかもしれないが、いずれにしても校歌としては画期的だったという話だ。
翻って、来生たかおと山形県との間に何かいわくがあるのだろうか。
と思い調べてみると「姉弟の父親は山形県の出身(Wikipedia)」ということらしい。
10月15日の弊ブログ記事「君も長妻大臣と働いてみないか」で、2010年4月採用の厚生労働省看護技官の採用情報を紹介したが、またもや看護系技官の募集が行われていた(詳細は厚生労働省本省既配属部局募集情報を参照)。
今回の募集が看護技官定員の増員によるものなのか、前回の募集で思うように人が集まらなかったためなのか、はたまた予定外の退職者が出たためなのかは明らかではないが、順当に考えて2010年4月に採用となる最後のチャンス。いずれにしてもイレギュラーな募集だとは思うけど、この時期、論文を出し終えた看護系大学院生でまだ4月以降の進路を決めていない人にとってはなかなかいいタイミングなんじゃないかと思うので、いっそのこと定例にしてしまったらどうだろ、と思ったり。
前回の公募と異なる点は、選考方法から2次試験がなくなっていることである。一発勝負好きな人にはたまらない選考方法と言えよう。ただ、試験日が「平成22年2月上旬予定」というのでは受験者も予定を立てづらい。とくに院生で最終試験と重なってしまった日にはどうしようもない。試験日は応相談、あるいは試験をしないことも含めて「予定」ということであれば話はまた違ってくるが、そんなことはあまり期待できない。
今回の応募締切は1月29日(金)必着。下記に募集要項を引用した。応募に際しては、前掲した厚生労働省本省既配属部局募集情報、および伝説のパンフレット「厚生労働省で看護技官として働いてみませんか」を本家厚労省ウェブサイトでご確認いただきたい。
厚生労働省本省既配属部局募集情報
今回の募集が看護技官定員の増員によるものなのか、前回の募集で思うように人が集まらなかったためなのか、はたまた予定外の退職者が出たためなのかは明らかではないが、順当に考えて2010年4月に採用となる最後のチャンス。いずれにしてもイレギュラーな募集だとは思うけど、この時期、論文を出し終えた看護系大学院生でまだ4月以降の進路を決めていない人にとってはなかなかいいタイミングなんじゃないかと思うので、いっそのこと定例にしてしまったらどうだろ、と思ったり。
前回の公募と異なる点は、選考方法から2次試験がなくなっていることである。一発勝負好きな人にはたまらない選考方法と言えよう。ただ、試験日が「平成22年2月上旬予定」というのでは受験者も予定を立てづらい。とくに院生で最終試験と重なってしまった日にはどうしようもない。試験日は応相談、あるいは試験をしないことも含めて「予定」ということであれば話はまた違ってくるが、そんなことはあまり期待できない。
今回の応募締切は1月29日(金)必着。下記に募集要項を引用した。応募に際しては、前掲した厚生労働省本省既配属部局募集情報、および伝説のパンフレット「厚生労働省で看護技官として働いてみませんか」を本家厚労省ウェブサイトでご確認いただきたい。
厚生労働省本省既配属部局募集情報
| 採用部局名 | 厚生労働省の看護系職員既配属部局(別添参照) |
|---|---|
| 採用予定官職 | 厚生労働技官(専門官、係長相当) 若干名 |
| 応募資格 | (1) 看護師免許と保健師免許又は助産師免許を取得している者 (2) 看護系大学を卒業している者又は看護系大学院修了(見込みを含む)の者 (3) 看護に関する業務経験を5年以上有する者 (4) 看護行政の業務に理解を示し、意欲のある者 |
| 職務内容 | 主に厚生労働省本省内部部局に配属となり、技官として「保健師助産師看護師法」、「地域保健法」、「介護保険法」、「母子保健法」、「社会福祉士及び介護福祉士法」などの法律に基づいて、看護行政等の業務に従事します。 |
| 採用予定時期 | 平成22年4月1日 |
| 応募書類 | (1) 小論文(「業務経験を踏まえ厚生労働省で取り組みたいこと」800字程度) (2) 履歴書(写真貼付) (3) 卒業証明書 (4) 看護師免許証(写)と、保健師免許証(写)又は助産師免許証(写) (5) 推薦状(様式不問) |
| 応募書類提出先 | 〒100-8916 東京都千代田区霞が関1-2-2 厚生労働省医政局看護課総務係 TEL 03-3595-2206 |
| 応募締切年月日 | 平成22年1月29日(金)必着 |
| 選考方法 | 1次試験(論文、面接) 平成22年2月上旬予定 |
琉球新報は1月3日、「名桜大学公立法人化 経営安定、授業料減へ 3月にも認可」と題する記事を掲載していた。
いわく、「設置主体を現在の学校法人から、北部12市町村で構成する北部広域市町村圏事務組合に移し国の地方交付税を運営費に充てることで、経営安定と学生の授業料減額につなげるのが狙い」とのこと。
これは全国的にもかなり珍しいケースなんじゃないかと思うが、これにより見込まれる地方交付税を大学運営に充当することにより「学生一人当たりの4年間の学納金は国際学群で87万円、スポーツ健康学科177万円、看護学科265万円とそれぞれ大幅に減額される見通し」とのこと。
では、どれくらい「大幅」なのか。記事では下げ幅を知ることはできないので、名桜大学のウェブサイトの「学費・奨学金」ページで看護学科の学納金を見てみると、初年度納入金が1,388,900円で以降3年間の学費が3,600,000円、合計4,988,900円。したがって、公立大学法人化後の学納金「265万円」は、およそ234万円の減額(▲47%)がなされることになる。これはたしかに「大幅」だ。
「3月に認可」とのことなので現在の入学案内は従来ベースのものが記載されているが、受験生は織り込んでおいてよい情報であろう。
いわく、「設置主体を現在の学校法人から、北部12市町村で構成する北部広域市町村圏事務組合に移し国の地方交付税を運営費に充てることで、経営安定と学生の授業料減額につなげるのが狙い」とのこと。
これは全国的にもかなり珍しいケースなんじゃないかと思うが、これにより見込まれる地方交付税を大学運営に充当することにより「学生一人当たりの4年間の学納金は国際学群で87万円、スポーツ健康学科177万円、看護学科265万円とそれぞれ大幅に減額される見通し」とのこと。
では、どれくらい「大幅」なのか。記事では下げ幅を知ることはできないので、名桜大学のウェブサイトの「学費・奨学金」ページで看護学科の学納金を見てみると、初年度納入金が1,388,900円で以降3年間の学費が3,600,000円、合計4,988,900円。したがって、公立大学法人化後の学納金「265万円」は、およそ234万円の減額(▲47%)がなされることになる。これはたしかに「大幅」だ。
「3月に認可」とのことなので現在の入学案内は従来ベースのものが記載されているが、受験生は織り込んでおいてよい情報であろう。

![「看護系大学が必要」 市長に設置提言へ−北海道新聞[道東] http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki3/219194.html](http://kwout.com/cutout/7/aq/xt/94x_bor_rou_sha_w450.jpg)



