かんごがくぶログ - hashさんのコメントに対する回答
弊記事「サイト訪問者のプロファイル:組織編」に対するhashさんのコメントへの回答を、一般読者にも理解できるようにかみ砕いた(つもり)。
ウェブの閲覧は往復はがきみたいなもので、たとえば僕がブックマークを選択して、あるURLにアクセスするという行為は、往信用はがきに相手の連絡先とともに「○○について教えて」と書いて投函するようなものです。
一方、それを受け取った相手はその情報を書いた返信用はがきを差出人に送り返しますが、これが、そのURLの情報を僕のウェブブラウザに表示することに相当します。
このとき、返信用はがきに送信者のアドレス(ここでは僕の住所)が書いてなければ、送り主に情報を返信することができません。したがって、ウェブブラウザでサイトにアクセスするときには必ず送信元のIPアドレス(=グローバルIPアドレス)も発信されることになります。ウェブサーバはこの値をREMOTE_ADDRという環境変数に格納しており、この値を記録しておけばどのIPアドレスからどれくらいアクセスがあったかを知ることができるわけです。これが「なかのひと」の基本的な原理と推測しています。
自分のコンピュータにグローバルIPアドレスを振って、インターネットに直接自分のマシンを晒している人は別として、たいていの人は、組織の中のLANや、自分の契約しているプロバイダを通じてインターネットに接続しています。
この場合、往復はがきの返信先アドレスは、組織なりプロバイダなりがインターネットに接続している部分の機器、たとえばファイヤーウォールやルータ、もしくはプロキシサーバなどのIPアドレスということになります。
先日のブログでもお伝えしたように、インターネット上には、IPアドレスとホスト名とを対応させるためのデータベースがあります。また、IPアドレス同様、ホスト名(もしくはドメイン名)はユニークなものでなければならないため、そもそも、ドメイン名自体を登録するためのデータベースも存在しています。これらを利用すると、アクセス元の組織をある程度推測することが可能となります。
hashさんのコメントはどちらもIPアドレスが61.209.196.7と表示されていますが、これがつまり、hashさんの出した往復はがきの返信用はがきに記載されたhashさん自身のアドレスということになります。
このIPアドレスのホスト名をネット上のデータベース、たとえば、JPNIC WHOIS Gatewayで検索してみると、上越ケーブルビジョン株式会社という組織名が登録されています。
またDNSで61.209.196.7を逆引きLookupすると、
x007.joetsu.ne.jp
というホスト名(=joetsu.ne.jpというドメイン名)が得られます。
hashさんが○○大学の人だと知っている僕には、○○大学は上越ケーブルビジョン株式会社というプロバイダ経由でインターネットに接続しているんだ、と理解しますが、「なかのひと」にとっては、61.209.196.7という情報だけでは、それが○○大学という組織が発信元であるということまでは行き着けないわけです。
そこが「なかのひと」の限界で、グローバルIPアドレスを解析した結果としてac.jpドメイン(高等教育機関)やgo.jpドメイン(政府機関)など、基本的にその組織でなければ取得できないドメイン名が浮かび上がってくれば組織名を特定することが可能ですが、おもてに表示されるIPアドレスがインターネットサービスプロバイダのものでは、そこにぶら下がっている組織名を特定することはきわめて困難です。また、すべてのIPアドレスに必ずしもホスト名が対応づけられているとは限りません。IPアドレスだけでは、組織の特定は到底不可能です。
ですから「なかのひと」の解析結果にhashさんの大学の名前は出てきません。「なかのひと」の構築しているデータベース上、61.209.196.7と○○大学とは全くつながっていないことを示すいい証拠でしょう。
「なかのひと」に組織名をつきとめられていないIPアドレスという点ではウチの大学もまったく同じ。DNS Lookupすればプロバイダのドメインが出るだけだし。ただ、それだと、大学入試センターとの通信に使用する発信元のIPとして大学入試センターから信用されないはずなので、hashさんのおっしゃる「外部にアナウンスしているIP」というのは、そういう特定の用途に用いる特殊なIPのことだと思いますが、違いますか。
ウェブの閲覧は往復はがきみたいなもので、たとえば僕がブックマークを選択して、あるURLにアクセスするという行為は、往信用はがきに相手の連絡先とともに「○○について教えて」と書いて投函するようなものです。
一方、それを受け取った相手はその情報を書いた返信用はがきを差出人に送り返しますが、これが、そのURLの情報を僕のウェブブラウザに表示することに相当します。
このとき、返信用はがきに送信者のアドレス(ここでは僕の住所)が書いてなければ、送り主に情報を返信することができません。したがって、ウェブブラウザでサイトにアクセスするときには必ず送信元のIPアドレス(=グローバルIPアドレス)も発信されることになります。ウェブサーバはこの値をREMOTE_ADDRという環境変数に格納しており、この値を記録しておけばどのIPアドレスからどれくらいアクセスがあったかを知ることができるわけです。これが「なかのひと」の基本的な原理と推測しています。
自分のコンピュータにグローバルIPアドレスを振って、インターネットに直接自分のマシンを晒している人は別として、たいていの人は、組織の中のLANや、自分の契約しているプロバイダを通じてインターネットに接続しています。
この場合、往復はがきの返信先アドレスは、組織なりプロバイダなりがインターネットに接続している部分の機器、たとえばファイヤーウォールやルータ、もしくはプロキシサーバなどのIPアドレスということになります。
先日のブログでもお伝えしたように、インターネット上には、IPアドレスとホスト名とを対応させるためのデータベースがあります。また、IPアドレス同様、ホスト名(もしくはドメイン名)はユニークなものでなければならないため、そもそも、ドメイン名自体を登録するためのデータベースも存在しています。これらを利用すると、アクセス元の組織をある程度推測することが可能となります。
hashさんのコメントはどちらもIPアドレスが61.209.196.7と表示されていますが、これがつまり、hashさんの出した往復はがきの返信用はがきに記載されたhashさん自身のアドレスということになります。
このIPアドレスのホスト名をネット上のデータベース、たとえば、JPNIC WHOIS Gatewayで検索してみると、上越ケーブルビジョン株式会社という組織名が登録されています。
またDNSで61.209.196.7を逆引きLookupすると、
x007.joetsu.ne.jp
というホスト名(=joetsu.ne.jpというドメイン名)が得られます。
hashさんが○○大学の人だと知っている僕には、○○大学は上越ケーブルビジョン株式会社というプロバイダ経由でインターネットに接続しているんだ、と理解しますが、「なかのひと」にとっては、61.209.196.7という情報だけでは、それが○○大学という組織が発信元であるということまでは行き着けないわけです。
そこが「なかのひと」の限界で、グローバルIPアドレスを解析した結果としてac.jpドメイン(高等教育機関)やgo.jpドメイン(政府機関)など、基本的にその組織でなければ取得できないドメイン名が浮かび上がってくれば組織名を特定することが可能ですが、おもてに表示されるIPアドレスがインターネットサービスプロバイダのものでは、そこにぶら下がっている組織名を特定することはきわめて困難です。また、すべてのIPアドレスに必ずしもホスト名が対応づけられているとは限りません。IPアドレスだけでは、組織の特定は到底不可能です。
ですから「なかのひと」の解析結果にhashさんの大学の名前は出てきません。「なかのひと」の構築しているデータベース上、61.209.196.7と○○大学とは全くつながっていないことを示すいい証拠でしょう。
「なかのひと」に組織名をつきとめられていないIPアドレスという点ではウチの大学もまったく同じ。DNS Lookupすればプロバイダのドメインが出るだけだし。ただ、それだと、大学入試センターとの通信に使用する発信元のIPとして大学入試センターから信用されないはずなので、hashさんのおっしゃる「外部にアナウンスしているIP」というのは、そういう特定の用途に用いる特殊なIPのことだと思いますが、違いますか。
トラックバック
トラックバックpingアドレス トラックバックpin送信先urlを取得する
コメント一覧
hash
投稿日時 2008-3-15 13:05
樹海先生
その通りです。今はアナウンスされているIPからの接続です。マルチホームなので以前はJCVから来ましたし,今は別のIPからです。またこれからは別のホームから来るとことができるとおもいます。
加えて来年からはIPV6への以降も考えておりますが,電子ジャーナル等DB系ではIPV6が未対応なために準備はできていますが,1歩をすすめられないでおります。看護系大学は新設ということもあってIPV4のアドレスを十分に配布(貸与)されていないので様々な新しいアプリケーションに対応できないのが現状です。バーチャルカレッジを開こうにも、双方向通信を前提としたインタラクティブ授業をしようにもIPアドレス(電話番号に相当します)がなければ,実現は非常に高価なものとなるのです。(これらを回避することは技術的には可能ですが,費用がかかるの意味です)
その通りです。今はアナウンスされているIPからの接続です。マルチホームなので以前はJCVから来ましたし,今は別のIPからです。またこれからは別のホームから来るとことができるとおもいます。
加えて来年からはIPV6への以降も考えておりますが,電子ジャーナル等DB系ではIPV6が未対応なために準備はできていますが,1歩をすすめられないでおります。看護系大学は新設ということもあってIPV4のアドレスを十分に配布(貸与)されていないので様々な新しいアプリケーションに対応できないのが現状です。バーチャルカレッジを開こうにも、双方向通信を前提としたインタラクティブ授業をしようにもIPアドレス(電話番号に相当します)がなければ,実現は非常に高価なものとなるのです。(これらを回避することは技術的には可能ですが,費用がかかるの意味です)
1件表示
(全1件)
すべてのコメント一覧へ



