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かんごがくぶログ - SPSSのライセンスの移行にはご注意

SPSSのライセンスの移行にはご注意

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カテゴリ : 
雑記帳
執筆 : 
jukai 2009-5-2 21:10
前任校ではネットワークライセンスの契約を結んでいた統計解析パッケージSPSS。従来はサイトライセンス契約であったが、ネットワーク推進委員長として、Ver.15よりネットワークライセンスへの変更を断行し、ユーザごとに認証コードを入力しなくても学内のネットワークに接続している誰もがSPSSを利用できるようにした。

と、表現すれば格好良いが、実はライセンス管理の負担を減らしたかっただけ。なぜライセンス管理の手間が軽減されるかというと、サイトライセンスでは、教員が退職したり院生が修了した際にはユーザごとにアンインストールし、SPSSに文書でライセンスの解除申請をしなければならないという管理上の負担が大きかったが、ネットワークライセンスではネットワークに繋いだマシンからSPSSを利用している時間帯だけライセンスを払い出す仕組みなので、ライセンス解除という手続きそのものが不要だからだ。

しかし、自宅や出張先でSPSSを使いたいというニーズも当然ある。そこで、コミュータライセンスという仕組みも同時に導入し、コミュータライセンスユーティリティソフトウエアでライセンスをチェックアウトすることで一定期間に限って学内ネットワークに接続しなくてもSPSSが使えるようにしていた。週末や次の授業で大学に来るまでの間、大学以外の場所でSPSSが利用できるため、とくに院生からは好評だったように思う。

さて、ここからが本題。大学を移籍したので、SPSSを使いたければ別のライセンスが必要だ。そこで、自分がメンバーとなっている研究プロジェクトの主任研究者が購入したSPSSのサイトライセンスを使わせてもらうことにした。ネットワークライセンス版SPSSをアンインストールし、サイトライセンス版でインストールし直し、サイトライセンス版の認証コードでアクティベートも成功した。

が、肝心のSPSSが「ライセンスの有効期限が切れています」というメッセージを吐き出し起動しない。技術サポートに電話して、現象とエラーコードを告げると、「ネットワークライセンスをチェックインしてませんね」とのこと。
「でも、期限が来たらライセンスは戻るのでは」と食い下がると、
「たしかにコミュータライセンスのサーバ上のライセンス数は戻りますが、クライアントマシンはチェックインしない限り、期限切れとはいえコミュータライセンスを持っていると認識します。サイトライセンスよりも先に見に行くので、サイトライセンス認証が済んでいてもSPSSの起動はできません」との回答。

いや、そんなこと知らなかったよ。期限が切れれば、サーバ、クライアントともに原状復帰だと思っていたからな。っていうか、チェックインしていなかった事実さえ、エラーコードを解析してもらってはじめて知ったわけだし。

「で、どうしたらサイトライセンス版を起動できますか」と尋ねると、
「コミュータライセンスサーバに接続してチェックインしてください」
「って、前任校に戻ってネットワークに繋げってことです?ちょっと難しいんだけど、何か他に回避策はありませんか」
「コミュータライセンスではレジストリをいじってるんですが、あいにくここの部分は企業秘密でして、いまのところチェックイン以外の回避策はありません」

このやりとりが4月20日で、24日に前任校で研究の打合せを予定していたので、まあその時にでもネットに繋いでチェックインすればいいやと思い、
「じゃ、そうします」
と答え、電話を切ったのだった。

24日に前任校でネットワークに接続し、チェックインしようとするも、コミュータライセンスユーティリティが見つからない。よく考えれば、ネットワークライセンス版をアンインストールした際に、コミュータライセンスユーティリティも削除してしまったことに気づくが後の祭り。

サイトライセンス版をアンインストールし、もいちどネットワークライセンス版をインストールし直して、本日昼間にもういちど前任校でコミュータライセンスをチェックインした次第。またもやネットワークライセンス版をアンインストールし、サイトライセンス版をインストールし直して、めでたくサイトライセンス版での起動に成功。休日にどうやって大学のネットに繋いだのかは企業秘密(笑)。

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コメント一覧

hash  投稿日時 2010-7-21 16:42
ついでにSASの Japan キャンパスプログラムの見積もりも
書いておきます。
1学年100人X4年=400名
教職員+非常勤職員=100名
総計500人
年間250万+消費税125,025円
5年間で13,127,625円
Product SAS/BASE Graph STAT,FSP、EIS、SHARE Connect
Connect to ODBC ,Access to Oracle, SYBASE IntrNet...

単品100台のインスト(BASE+STAT+GRAPH+EnterpriseGuide)にすると
各品807,700円(年間)X4品+消費税(161,540)
5年間で16,961,700円!
hash  投稿日時 2010-6-29 13:14
自分の防備録の為に
SPSS 18J Winodws 200User買い取り ネットワークライセンス
529.2万円
同 200Userレンタル ネットワークライセンス
5年間で352.8万円 
同 100User レンタル ネットワークライセンス
5年間で294.4万円
SASのJUMP シングル5.4万円
厳しいなぁ.国立大学ならどんな小さい大学でも月額650万円(年間7200万円 5年で税込4億円以上)のレンタル予算があるけど貧しい県立大学では無理だよね
jukai  投稿日時 2009-5-24 13:46
ためしにそのデータセットを用いてExcel2008のmedian関数、SPSS17、JMP7(ただし、いずれもMac版)で中央値を計算させましたが全て1.5になりましたよ。

ソフトやメニューによって結果が分かれるのは分位数が顕著で、たとえばhashさんのデータセットでQuartile値を計算させると、
1)Excel(quartile関数):Q1=0.25, Q3=2.00
2)SPSS(報告書>コードブック):Q1=0.00, Q3=2.00
3)SPSS(記述統計>度数分布):Q1=0.00, Q3=2.50
4)JMP(1変量の分布):Q1=0.00, Q3=2.50
になります(いずれの場合もQ2=1.50)。

想像でリバースエンジニアリングしてみると、1)はデータを昇順に0から1までの数直線上に均等に配置した際に、数直線の分位点に相当するであろうデータの計算値、2)4)は分位点が昇順(もしくは降順)に並べたデータの何番目に相当するかを計算し、それに相当するデータの計算値、3)はデータを昇順に並べた時、分位点に相当する順番を超えない最大のデータ値、と思われます。あくまで想像ですけど。

ただ、3)でそのポリシーを踏襲するならQ2=1.00となるべき。いや、それ以前に、同じソフトでも分析メニューによってQuartile値が違うのはどうかと・・。
hash  投稿日時 2009-5-23 17:42
ライセンスマネージャの仕様によるものの問題もあって、1)教育の一斉利用ではライセンスをつかんだままになってしまい、利用できない学生が出てくる問題。
2)サーバが複数のインターフェースカードを持った場合の問題(1枚目のインターフェースが有効となる)
3)その他

私どもはSPSSのバージョンによる契約問題です。
バージョン15以降と以前ではServerの使用するポートが違うので別々のサーバで行わなくてはならない問題です。つまり予算がなくて過去のFULLセットバージョンのSPSSをバージョンアップしたい場合、過去のオプションを捨てないと(1サーバの場合)バージョンアップできません。私どもは物量戦で解決していますが。

SPSSの技術者は統計の技術者であってもネットワークの技術面では。。。以下省略。

但し、計算を間違えることもあって、安心はできませんが、EXCELの分析ツールほどではありません。ただし、完全でもありません。メディアンは10人の場合では5番目と6番目の中間値をメディアンとしています。例 0,0,0,1,1,2,2,2,4,4 MSの分析ツール SPSS(16.0.1)の答えは1.5です。(これは間違えです)Wikipediaも日本語は間違っています。英文はあっています。
jukai  投稿日時 2009-5-23 2:54
「問題」っちゅうのはオプション利用が制限されるという点ですかね。あるいは、タイミングによって統計の授業で学生の何人かがSPSSを起動できないとか・・。でもこれなら十分書けるか。今から思えばVPNに通しておけばコミュータライセンスのチェックインもネット経由でできたんですけどね。でも、それをやるんだったらコミュータライセンスは必要ないし・・。
hash  投稿日時 2009-5-21 16:09
こんにちは。新潟県立看護大学の橋本です。本学では導入当初からネットワークライセンスを導入しております。これは過去に購入された多くの先生方のご了解をえて、最新の全バージョンをネットライセンスに移行いたしました。但し問題もあります。詳しくは場所がないので書けません。さて、自宅での利用に関しては、本学はVPN(Packetix)を利用してサーバとのチケットを貰い利用できるようにしております。認証はWINDOWSのADを利用しておりますので、IDを削除されれば、ライセンスサーバとの交信ができずに利用ができない状態となります。 またこの方式ですとB-MObileが利用できれば公演先でも利用可能となります。では!
Katze  投稿日時 2009-5-11 17:36
jukaiさん、
sjunichiさん、
ご丁寧なお返事、ありがとうございました。
私の大学でも、マルチメディアセンターでspssが使えるので、
貧乏な私としては、当面、院生や学生にはそちらを利用して
もらうことにします。
私はシングルユーザーで2台のpcまで使える、というのを利用
することにします。
いろいろ本当にありがとうございました。
sjunichi  投稿日時 2009-5-11 10:30
確かにインストール画面での表示がありましたね。
ありがとうございます。

ちなみにうちの大学では、SPSSが情報処理室で使えるので院生の問題はありませんが、特定の一人というのは、ユーザー登録した人という意味なんでしょうね。
jukai  投稿日時 2009-5-10 12:35
長らく使ってなかったシングルユーザライセンスに関して、僕も気になって調べてみましたが、CD-ROMの中にライセンスの約款を見つけることはできませんでした。ひょっとしたら印刷物で供給されているのかもしれませんが、インストール時にライセンス方法を選択するので、シングルユーザライセンスを選択するかわからないユーザに、その約款を提供するのは無駄だと考えたのかもしれません。

で、下記に、インストール画面からコピペした約款を示しておきます。これによれば、たしかに2台のコンピュータにインストールできることが書かれています。なのでsjunichiさんのインストール方法は正解。しかし、「自分他人を問わず同時には使わない」ということではなく、「2台を同時に起動してもよいけど特定の1人しか使用できない」というのが契約上の正式な使い方のようです。

だとすると、たとえば、教員がシングルユーザライセンス購入したSPSSを、大学院生が統計解析に使用して学位論文を書く、というのはシングルユーザライセンス契約に抵触するおそれがあるということかしらん。

引用:
 本製品をインストールする前に本書の内容を良くお読みください。お客様が本製品をインストールすることにより、下記のソフトウェア使用権許諾契約書に同意したとみなします。ただし、本製品に関し、別途お客様とエス・ピー・エス・エス株式会社との間でソフトウェア使用許諾に関する契約を締結している場合または締結する場合には、その契約が優先され、本契約は適用されません。

ソフトウェア使用権許諾契約書


第1条(使用許諾)
1. エス・ピー・エス・エス株式会社(以下「SPSS」といいます)は、お客様(以下「USER」といいます)に対し、下記の条件で本製品の非独占的使用権を許諾します。本製品に対する著作権その他の一切の権利はSPSSに帰属します。
2. SPSSが本製品についてUSERに許諾する使用権は、特定の1人のみが使用できるシングル・ユーザー・ライセンスとし、本製品のコンピュータへのインストールは2台までとします。
3. SPSSは、本製品の紛失に備える目的に限り、USERが本製品のバックアップ・コピーを一部作成することを許諾します。
第2条(契約の期間および終了)
1.USERが本契約の条項に違反した場合、本契約は終了し、USERに許諾された本製品の使用権は消滅します。本契約の終了と同時に、USERは本製品およびその複製を直ちに廃棄しなくてはなりません。
第3条(保証の限定)
1. SPSSは、本製品を記録した媒体について、USERの購入後60日間、通常の使用環境下で仕上がりや材質に欠陥がないことを保証します。ただし、その媒体の仕上がりや材質に欠陥があった場合、SPSSまたはその販売店は、かかる保証に基づき、USERの唯一の救済手段として、その責任において、かかる媒体を交換するか、USERに代金全額を払い戻します。
2. 本製品のインストールによりUSERの特定の要求を充足できるか否かの判断、および、それに伴う結果については、USERが一切の責任を負うものとします。
3. 本製品は、性能についての保証がない現状有姿にて使用が許諾されているにすぎません。上記の媒体についての保証を除き、その性能について商品性および特定の目的に対する適合性についての保証その他一切の明示的または黙示的保証は行いません。SPSSの損害賠償責任は、USERに現実に生じた直接かつ通常の損害の賠償に限られるものとし、SPSSは、SPSSまたはその販売店が損害の発生を予見しまたは予見可能であったか否かにかかわらず、USERに生じる間接損害、結果損害、逸失利益、拡大損害、特別な事情による損害、付随的損害および派生的損害について、一切の支払義務を負わないものとします。ただし、USERが事業者でない個人であって、SPSSの故意または重過失のみによりUSERに損害が発生した場合には、この限りではありません。
第4条(ソフトウェアの開発)
1.本製品を用いてアプリケーションソフトウェアを開発する場合、本製品と関連づけてアプリケーションソフトウェアを使用する者は本製品の使用権を購入しなければなりません。
第5条(雑則)
1. USERは、SPSSの明示的な書面による同意がない限り、本製品または本製品の使用権のサブライセンス、譲渡または貸与を行ってはなりません。本契約に基づく権利義務のサブライセンス、譲渡または貸与の試みは無効とします。
2. 本製品の改変、データ抽出またはソースコードの作成を自ら行ったりまたは第三者に行わしめたり、協力したりすることはできません。
3. USERとSPSSが本製品について他の正式な契約を締結している場合を除き、本契約は、本契約の主題に関する両当事者の従前の合意、提案、表明および伝達のすべての事項にとって代わります。本契約と本契約の注文書に齟齬がある場合は、本契約の条項が優先されます。
4. 本契約は日本法に準拠します。
5. 本契約に関する一切の紛争については、東京地方裁判所を第一審の専属的合意管轄裁判所とします。
6. USERは、SPSSの返品条件に合致する場合に限り、本製品を返品することができます。返品の手続についてはSPSSまたはその販売店にお問い合わせ下さい。
以 上
sjunichi  投稿日時 2009-5-8 16:28
研究者個人で購入する場合は、シングルユーザーライセンスをアカデミック価格(\102,900?)で購入するのが一般的ではないかと思います。

シングルユーザーライセンスでは、2台までのパソコンにインストールしライセンス認証を受けることができます。私は研究室のPCとノートPCにインストールして使っています。
「シングルユーザー」の言葉は、2台を自分他人を問わず同時には使わないという認識で使用しています。
正式な見解はパッケージの中で見つけられていません。


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